会長のご挨拶
令和7年度 新年のご挨拶
新年明けましておめでとうございます。
皆様におかれましては、清々しく新年を迎えられたことと存じ、心よりお慶び申し上げます。旧年中は、各般に渡り区商連、区振連の取組みに多大なるご理解、ご協力をいただき、厚く御礼申し上げます
また、青木克德区長をはじめとする行政機関の皆様方、伊藤よしのり議長をはじめとする葛飾区議会の皆様方、そして国会、都議会、各関係団体の皆様方には、日ごろから一方ならぬご指導、ご支援をいただいております。改めまして心から感謝を申し上げる次第です。
さて、昨今の景気の動向につきましては、内閣府の月例経済報告によりますと、「景気は、一部に足踏みが残るものの、緩やかに回復している」とされております。しかしながら景気動向調査を見ますと、小売業、サービス業などにつきましては必ずしも楽観できない状況がございます。私たち商店街といたしましては、今後とも、お客様や取引先との信頼関係を大切に、誠心誠意、一生懸命に頑張っていかなければなりません。
こうした中、区商連といたしましては、昨年も葛飾区との協働により「かつしかプレミアム付商品券」の発行事業を実施いたしました。
6月末から7月に額面総額14億4千万円分を、11月には第2弾としましてさらに12億円分を発行いたしました。これに加え、「かつしかデジタルプレミアム付商品券 かつしかPAY」につきましても、9月に4億8千万円分を発行したところです。いずれも発行数を大きく上回るお申込みをいただきました。
また、他にも商店街の振興を目的とした様々な事業を展開してまいりました。
1月から2月にかけての「第6回かつしかグルメ選手権Jaぱんカップ2024」、9月から10月にかけての「第5回かつしか肉フェスタ2024」には多数の店舗が参加し、お店めぐりイベント、会場イベントともに大変に賑わいました。9月の回遊イベント「かつしかまるごとバル2024」には、200店の参加をいただいております。
そして、葛飾区を挙げてのビッグイベントにも参画させていただきました。
10月に第40回を記念して行われました「葛飾区産業フェア」では、会員による21ブースでの販売に加え、サンバ、阿波踊り、大道芸によりイベントを盛り上げました。11月に開催されました「かつしかフードフェスタ2024」では、多数の会員が出展する中、2日間で8万3千人もの来場者がございました。
昨年のこうしたイベントの取組みは、商店とお客様との接点を確実に増やしております。今後の商店街の振興に大いに寄与するものと期待する次第です。
一方、会員の皆様の資質の向上を図り、諸課題解決の糧とするため、先進商店街の視察を行いました。こうした学習活動につきましては、今後も積極的に取り組んでまいりたいと考えております。
私たちの商店街は、お客様にとって生活そのものです。とりわけお子さんたちには、生まれ故郷の原風景として心に刻まれます。どなたでも、小さい頃の思い出には、生まれ育った地域のお店の記憶があると思います。
ですから、商店街は元気でなくてはなりません。私たちが力を尽くすことなくして、安全で住みやすく人情あふれるまち、子どもたちが健やかに育つまちを、どうしてつくることができましょうか。
「商店街の活性化」に向けた私たちの取組みは、今日の経済情勢のもとでは茨の道であります。ゴールもまだ見えてまいりません。しかし、困難であるからこそ、私たち「葛飾の商人」が取り組む価値がございます。それぞれの商業活動を力強く推進するとともに、誇りある葛飾のまちを立派に育てあげることが、私たちの使命であります。
本年は巳年です。巳年は復活と再生をあらわし、そして財運とも縁が深いといわれます。これに因んで、地域経済、延いては日本経済が活力を取り戻し、お客様にとっても、商店街にとっても、豊かで幸多き一年となりますよう祈念するものです。
区商連、区振連、そして各商店街の皆様、令和7年も精一杯頑張りましょう。ご支援をいただいております皆様方には、どうか変わらぬご理解、ご協力をお願い申し上げます。
皆様方のご健勝、ご繁栄を心からお祈り申し上げまして、新年のご挨拶とさせていただきます。

染谷 光雄
葛飾区商店街連合会会長
葛飾区商店街振興組合連合会理事長